日本人で海外に留学した経験がある人は結構いると思います。
昔はハードルが高かった留学も今では、ネットが普及したおかげで情報を得やすくなりましたから。
でも海外に住んだ経験がない人にはわかりませんよね。
実際に日本とアメリカの生活の違いって何なの?と聞かれるといろいろあるので気が付く範囲でまとめてみます。
アメリカと日本の暮らしの違い
ぱっと思い浮かぶ違いはこんな感じ。
細かいことはたくさんありますがわかりやすくさっと説明します。
今回書き忘れがあったり質問があれば追記していきます。
・言葉
・お金
・食べ物
・環境
・町
・家
・医療
・交通
・サービス
アメリカで使用される言葉
まあこれは誰でも知っている通り英語です。
とはいえ、僕が住んでいるカリフォルニアだとスペイン語も多いです。
メキシコからの移民が多いため、カリフォルニアのWebサイトのほとんどが英語がスペイン語が選択できます。
ちなみに電話もどちらか選べます。
スパニッシュ訛りの英語もよく話されるので、聞きなれていないと分かりにくいことも。
東海岸だとブリティッシュもたまに聞きづらいと知りあいから聞いたことがあります。
たまに外人さんが日本語をしゃべっててビックリすることもあります。
日本に留学していた人や元在日外国人もいます。
お金の違い
日本とアメリカのお金の違いというと、円とドルなんですがお金に対する考え方がちょっと違います。
日本だとスマホ決済やスマホで電車に乗ったりするらしいですね。(最近の日本を知らなくてすみません)
アメリカでスマホ決済する人はほとんど見ません。
現金か小切手、クレジット、もしくはデビットカードです。
例えば宝くじなどは現金でしか買えないし、家賃も不動産屋はマネーオーダーか小切手で支払う必要があります。
クレジットカードだと手数料が引かれるので使わせてもらえないケースが多いです。
買い物はほとんどクレジットカードで済ませます。
お金の文化が違う
日本とアメリカの大きな違いとして、日本は持っている分から支払うのに対して、アメリカは使った分を支払う文化だからです。
日本人だと考えられませんが、先に買い物をして後で払うのです。
今話題になっているインボイスがその後払いシステムです。これはとりっぱぐれの可能性があるので僕個人はあまり好きではありません。
ビジネスをしていると仕方ないので、僕の会社もインボイスで月末締めにして一括で支払ってもらっています。
怖いのは相手が支払いできないことが起こりえるんです。
アメリカの場合クレジットカードの限度額やローンでいくら借りられるかをクレジットヒストリーという信頼度で設定します。
お金をいっぱい借りられる人が強いという社会情勢になっています。
貯金額よりもいくらお金が借りられるかが重視される文化なのです。
なので、相手の人や会社が自転車操業になっている経済状況は当たり前。なので気を付けましょう。
アメリカの食べ物って?
これはピザやハンバーガーだったり、フライドチキンやステーキなどいろいろあります。
生魚や生卵は食べません。菌が危ないので、一般家庭では火を通して食べます。
寿司もお店やレストランでなら食べられます。
驚くのはスタバやマック、バーガーキング、タコベルなどファーストフードのドライブスルーはいつでも車が並んでいること。
午前中も夜もいつでも車が並んでます。割高だし体にいいと思えませんが簡単にすぐ食べられるのが売りなので利用者が多いんです。
個人でやっている本場の味が楽しめるイタリアレストランやパスタが異常においしいドーナツ屋さんなどもあります。
ステーキは肉塊なので自分で切るか、スーパーで薄切りにしてもらうといいでしょう。
薄切りでも日本の肉のように透けるような薄さではなく、5㎜くらいにはしてくれます。
野菜や果物は大味。日本の果物はおいしいし野菜もキレイ。
日本だとくず野菜で売れないレベルの物もよく並んでいます。食べられるし安いからいいけど。
生活環境は?
街中は日本に比べると汚いです。
マナーが悪い人が多く、飲んだジュースやゴミをポイ捨てする人が後を絶たないので、道路はゴミだらけ。
車のタイヤに釘が刺さってパンクすることもよくあります。
緑は多いので空気はキレイと言いたいところですが、山火事などで空気が汚い日は換気しないようにワーニング(注意)が出たりします。
福祉などは日本より充実している部分もあります。
例えばシングルマザーで収入が少なければフードスタンプ(食券)がもらえてそれでスーパーで買い物ができます。
子供が空腹で飢えることがないための福祉です。
アメリカの都市の構造なんですが高速道路のルート上に町があるという感じです。
カリフォルニアだと町と町の間は畑で何もありません。
町が近距離でつながっている都市、例えばサンフランシスコやLA、シリコンバレーなどはカウンティー(群)を出ると牛や馬が放牧されています。
街は?
実際にアメリカに住むと分かるのですが、各街に超安全なエリアと危険エリアがあります。
犯罪が多い都市でなくても拳銃などの発砲がありますし、泥棒や強盗などもあります。
俗にいうお金持ちエリアが安全な理由は、高い家賃の家に犯罪をする貧乏人が住めないというのが理由。
でもお金持ちエリアの空き巣を狙う悪い奴もいます。
悪いエリアはアパートが多くて、家の庭に格子のような柵がある場所は良くないです。
リッカーストア(酒屋)のそばやダウンタウンもはっきり言うと治安が悪い。昼間は行けても夜は日本人が出歩く場所ではないです。
アメリカの家賃や住宅は?
アメリカのアパートは日本と比べるとかなり広いです。
1DKでも6畳ダイニングキッチンと20畳くらいの部屋、風呂トイレはついています。
冷蔵庫、冷暖房、食洗器がついているアパートも多いです。食洗器はないところもありますが。
アパートの敷地内に洗濯機と乾燥機があるので、コインを入れて利用できます。
住宅も日本よりは大きい。50坪というような小さい家は売れないし、区画整理の段階でもっと大きい敷地なのでほとんどない。
庭はフロントヤードとバックヤード(表と裏の庭)がある。
車用のガレージが大体あります。
医療費や保険
日本の健康保険は素晴らしいと思います。マイナンバーは信じられないくらいの失敗するだろうけど。
アメリカのソーシャルセキュリティナンバー(国民ナンバー)も実質うまく稼働していません。
オバマケアなんて言っていますが、オバマケアお断りと書いてある病院もあります。
個人で医療保険に入ると馬鹿みたいに高い。(収入が高ければ高いほど)
歯の治療代は虫歯1個治してかぶせ物をすると10万円~かかります。
ちなみに無保険で盲腸で緊急手術と入院3日で、200万円ほど請求されます。
留学もしくは駐在でアメリカに来る方は、海外旅行保険を忘れずに!
交通手段は何?
アメリカの交通手段は車1択です。
高速バスや電車、地下鉄も大都市にはありますがほとんど車移動。
なので空港にはレンタカー屋さんが並びほとんどの都市で返却が可能。
アメリカの過程だと高校生以上の4人家族なら1家に4台車があるので路駐だらけ。
いいところは車を所有する場合、日本と違って車庫証明は必要ありません。
ちなみにアメリカでは日本で見かけないような古い車や、ボコボコの車、ペイントが剥がれたり、つぎはぎの車が良く走っています。
移動手段なので外見にこだわらなかったり、お金がないから動けば直さないという人も結構います。
サービスは?
日本がサービスのレベルが世界一というのもありますが、はっきり言ってアメリカのサービスの質はかなり低い。
日本の銀行に電話して対応してもらった後、「素晴らしい対応ありがとうございました」と言ったら恐縮されました。
アメリカのサービス業でガムを噛んでいる従業員もいるし、横柄な対応は普通にあります。
レストランでチップをあげてもいいと思える対応はありますが、ショップのカウンターなどやる気がないのかと言いたくなるレベルです。
あまりにもひどいので、「僕、客で来ているんだけど」と言ったら店長に謝られた経験も。
電話やネット会社は時々ばれないように料金を上げてくるので請求書は必ず見て、上がっている理由やプランの変更に目を光らせる必要があります。
5年後気付いたら付きの利用料金が倍になってたなんてこともあり得ます。
アメリカと日本の暮らしの違いのまとめ
・食べ物は日本の料理が世界のトップ
・アメリカは子供や弱者に福祉制度がある
・日本もアメリカも都市部以外は結構田舎
・住み心地としては家は広くてプライバシーはアメリカのほうがある。
・アメリカの医療は無駄に高い。
・日本の交通機関はレベルが高い。車がなくても生活できる。アメリカは車が必須。
・日本のサービスは世界一。今の2倍は給料をもらうべき。
はっきり言うと日本は最高のサービスや製品を作っているのにもかかわらず、給料が安すぎます。
日本人の接客をアメリカで行ったら大量のチップをもらえるでしょう。
はっきり言うと日本人の水準は世界のトップレベルです。なのに生活水準が高くないのは政治のせいでしょう。
アメリカにもいいところや楽しいところはいっぱいあります。
明るくて、ポジティブな国民性も活気があっていいです。
日本人には礼儀正しく立派な日本人であることに誇りを持ってほしい。
またアメリカと日本の違いで何かあれば追記していきます。
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