アメリカのリサイクルとは?アルミやペットボトルなどの資源ゴミは換金できる!

2023年11月25日土曜日

海外生活

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日本でリサイクルゴミというと、ペットボトルやアルミ缶をリサイクル用のゴミ袋に入れて捨てますよね。
新聞や紙は廃品回収やチリ紙交換などでしょう。
僕の住むアメリカでもリサイクルゴミはありますし、分別して捨てますが、ちょっと日本とは違うので説明していきます。

ペットボトルやアルミのリサイクル


リサイクルゴミってただのゴミ?


日本ではリサイクルのゴミは分別して決まった日時に捨てるだけですよね?
アルミ缶、ペットボトル、新聞などの紙に分けて捨てるでしょう。
アメリカの西海岸、カリフォルニアでは分別の仕方が違います。

まずゴミの回収は市の中で自分のエリアのゴミの回収日が決められています。
ゴミの日にすべてのゴミが回収されます
つまり生ゴミや燃えるゴミとリサイクルと草や葉っぱなどの緑のゴミの3種類に分けます。

各家庭に市から3つの色の違う大きなゴミ箱が配られていて、可燃ごみ用と、リサイクル用、グリーン用になっています。

家庭用ゴミ箱
市の指定の家庭用ゴミ箱

日本と違う点はリサイクル用のゴミ箱には、アルミ缶、スチール缶、ペットボトル、新聞などの紙や手紙、段ボールなどすべてごちゃ混ぜに入れて問題ありません
多分ですが回収後、市や郡が分別していると思われます。

ペットボトルのキャップも外す必要はないし、洗う必要もありません。中身を空っぽにしていればOKです。
紙類はキレイなものだけ。濡れたり汚れたりしたものは可燃ごみで捨てるが普通の物はリサイクルになります。

日本だと”キャップを外せ”とか”中を洗え”という自治体もあるようですが、カリフォルニアでは中身さえ捨ててあれば問題ありません。

缶やペットボトル代を買うときに払っている


アメリカに住んで買い物をしたときにレシートを見てください。
生の野菜に消費税がかからなかったり、ジュースの料金が表示額より高くなっているのがわかります。

カリフォルニアの話なんですがペットボトルや缶の飲み物を買うときに、飲み物+リサイクル容器の料金で購入することになります。

例えば1ドルの炭酸水を買おうとするとお店から容器代の5セントも追加で請求されます。(500㎖の飲み物の容器代は5セント)
2ℓの水のペットボトルなら10セントといったように容器代を支払う必要があります。

この容器代をCRVと呼びます。レシートには飲み物代の横や下にCRV5セントと書かれてチャージされています。


リサイクルゴミは換金可能?


日本だと空き缶拾いをしている人をたまに見かけますよね。そのあまりよくないイメージもあるので缶はリサイクルで捨てるものという人も多いのではないでしょうか。
それに僕が日本に住んでいた時はどこでアルミ缶を換金できるのか知りませんでした。今なら換金できるところをネットで検索できるでしょうけど。

先ほど書きましたがカリフォルニアでは購入時にリサイクル容器の費用を徴収されています。

例えばコストコで水のペットボトル24本で$3.99で売られていたとしましょう。レジでは$3.99+CRV$1.20で$5.19払って購入します。

このCRV$1.20は返金してもらえます。

カリフォルニアの市や郡にリサイクルセンター(業者)があるのでそこに持っていけば換金できます。
面倒な人や捨ててしまえばいいという人はリサイクルゴミで捨ててしまいます。

僕も20年アメリカに住んでいますが今まで3回しかリサイクルしたことがありません。普段は捨ててしまっていました。
ただリサイクルゴミにアルミやペットボトルを捨てると、深夜に漁られてゴミを散らかされたりします。それが嫌でリサイクルする知りあいにあげたりしていました。

リサイクル用ペットボトル
リサイクル用ペットボトル

リサイクル場によって換金率が違う


僕が実際に行ったリサイクル場は3か所。
2種類の換金方法があります。

機械式


1つ目は機械式のリサイクル場。ベルトコンベアーの穴に缶やペットボトルを1個づつ入れる方法。
1個入れてエラーが出なければ飲み込まれていきエラーなら戻ってきて再度入れ直し。1個センサーが感知するまで約3秒。
240個入れたのですがエラーや入れるのになんだかんだ時間がかかって約30分かかりました。

リサイクル場はキレイで受け付けの人が飲み物以外の洗剤や豆腐、ケチャップなどのプラ容器もリサイクルしてくれました。
ペットボトルとアルミ缶の料金もきっちり1個5セントと100%の返金率でした。

キレイで換金率も良いリサイクル場でしたが電気代や時間がかりすぎるようで、近所のリサイクル場は閉場してしまいました。

重さの計量方式


2つ目は重さで測ってリサイクルする方式です。カリフォルニアではおそらくこれが主流のリサイクル場。
大きな籠にペットボトル、アルミ缶を分けて入れて、重さで測る。重さで換金してもらう方式です。

体重計のような測りに籠を乗せるだけなので400本のペットボトルでも1分で計測終了
とにかく早く終わるのですぐ換金できます。

ただリサイクル場はお世辞にもキレイとは言えません。その場で中身を捨てているモラルの低い人もいますし。
換金率も機械式に比べるとよくありません。飲み物以外のプラ容器は換金できないものもあると書かれていたのですべてのプラがリサイクルできるわけではないようです。

リサイクル場のペットボトルのかご
リサイクル場のペットボトルのかご

おすすめするのは?


先ほどの説明でもわかるようにおすすめするのは機械式のリサイクル場です。

機械式のメリット
・換金率がいい
・キレイ
・子供でも行けて楽しんでリサイクルできる

機械式のデメリット
・機械式のリサイクル場は少ない

計量法式のメリット
・大量でも一瞬で換金できる
・リサイクル場が見つけやすい

軽量式のデメリット
・キレイな場所ではない
・換金率が良くない

アメリカのリサイクルまとめ


実際にカリフォルニアのリサイクル事情を解説しました。
ペットボトルを買うときに容器代を取られていたり、リサイクルゴミの捨て方の違いを知っていただけましたね。
夏場にペットボトルの水をコストコなどで大量買いする人は、リサイクルで換金する人は結構います。

実際のリサイクル代金
実際のリサイクルで返金された代金


僕が今回のブログ用にリサイクルした時も$20.60返ってきました。日本円にすると3000円ですが、普段捨てているリサイクルゴミが食事1回分になったという感じです。
日本ではあまり見かけないことや、アメリカでの経験をこれからも伝えていきますので、興味のある方はまたブログを見に来てくださいね。

このブログを書いている人

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カリフォルニア在住で健康マニアな日本人。 家庭菜園や実体験、便利でお得な情報をお届けします。 疑問に思ったことや調べてほしいことがあれば気軽にご連絡ください。

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