車社会のアメリカでの車事情 日本と自動車登録や免許の取り方の違いは?

2023年10月14日土曜日

海外生活

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アメリカだとアメ車はもちろん日本車とドイツ車以外にも韓国車もよく見かけます。
道交法では日本の左側通行に対し、アメリカは右側通行。運転席も右ハンドルと左ハンドルと皆さんも知っている違いはありますよね。
日本だと車検が高いけどアメリカは車検代でどれくらいかかるか知っていますか?
交通事情も違うし自動車免許や登録も違ったりします。

日本人がアメリカで車を所有したり運転するときに気を付けるべき点も書いていきます。
車社会であるアメリカの車事情を分かる範囲、知っている範囲で説明していきます。

カリフォルニア ライセンスプレート

日本人が驚く交通事情


僕が住んでいるカリフォルニアで話をしていきます。
アメリカで運転していると日本ではありえないと感じるケースもあります。
いくつか実体験をもとに説明していきます。

赤信号で右折してもいい


日本からアメリカに来た人を乗せて車を運転しているとまず驚かれるのが「右折」です。
知らない人が右折と聞いても何のことかわからないと思います。

なぜ右折で驚くのかというと、”信号が赤でも可能なら右折してもいい”となっているからです。
アメリカに来た知人は僕が右折するときに、信号を見て「赤だよ!」とびっくりしていました。
曲がり終えた後「道交法でOKなんだよ」と説明したら驚いていました。

右折時の注意事項


右折するときに対向車が左折してきたり、歩行者、自転車がいる場合があります。
ちゃんと確認しないと結構危ないケースがあるので、一時停止して、しっかり確認してからアメリカで運転するときは気を付けてください。
信号機に看板がついていて、”赤信号の右左折禁止”と書いてある場合もあるので、信号機と看板はちゃんと見てください

ストップサイン(一時停止)


日本と同じく一時停止がアメリカにもあります。
お店や学校の駐車場からの出口やブラインドインターセクション(見通しの悪い交差点)に赤いストップサインの看板があります。
道路の路面に白い停止線があるので手前で止まる必要があります。
一回停止して安全確認をして動き出すという日本とまったく同じ意味ですが注意点を説明しておきます。

ストップサインの看板

一時停止の注意点


実際知りあいが交通切符を切られた例で説明していきます。
学校の帰りにストップサインで停止して動き出したろころ警察に止められました。
警察の言い分としては一時停止をしなかったからと言われた友人はちゃんと止まったと伝えました。
警察の説明では「タイヤが完全に動いていない状態を停止と判断する。つまりちょっとでもタイヤが動いていたら停止ではないんですよ」ということでした。
なので、ストップサインでは完全に一回停止しましょう。

ブラインドインターセクション(見通しの悪い交差点)、主に四つ角の交差点にストップサインはあります。片側だけにストップサインがある場合もあれば4方向すべてにある場合もあります。
仮に同時に停止した場合どうするかわかりますか?
同時にとまった場合は右側の人を優先とします。もし心配なら先に行ってくださいと合図しても問題ありません。

信号機が故障や点滅している場合


電気系統がおかしかったり、信号機の不具合で赤信号がパカパカと点滅している場合があります。
同様に計画停電などで信号機がついていない場合もあります。

そんな時は先ほどのブラインドインターセクション(見通しの悪い交差点)と同じですべてにストップサインがある状態として運転します。
つまり、停止した順番に1台ずつ動いていくことになります。

国際免許を使ってアメリカで運転する場合には、必ずアメリカでの運転の仕方を確認してから車に乗るようにしてください。
レンタカーをする場合でも知人に車を借りる場合でも保険には必ず入っておくようにしてください。

免許をとれる年齢が日本と違う


日本では自動車普通免許は18歳になったら取れるはずです。
自動車学校に通い学科と実技の試験をパスして、免許の筆記試験で合格すれば免許取得となりますよね。
早ければ2週間、大体1か月程度で免許証を持てるでしょう。

アメリカでは州によって免許をとれる年齢が違います。
ちなみにカリフォルニアでは15歳と6か月過ぎれば免許が取れるはずだったと思います。(ホストブラザーは高校生で車で通学していた。)
18歳以下の場合、親や自動車学校で最低6時間(今はわからない)の練習が必須で実技前に証明する必要があったはず。
※18歳以下の運転免許取得は必ず州のサイトで確認してください。

免許の取り方


各郡にDMV(Department of Motor Vehicles)という自動車の登録所があるので、免許の申込用紙を記入して$20くらいの費用を払う。
するとすぐ試験を受けるか聞かれるので、ペーパー試験に受かる自信があればその場で試験を受けます。
 
終わったら解答用紙をその場で採点してくれて、合格なら運転の実技試験の予約を入れます。
ペーパー試験合格の時点で仮免許の紙を受け取ると6か月有効なのでその間に実技試験に合格すれば免許取得となります。

最短で1週間程度で免許証の取得が可能。

ただし3回までしか実技試験が受けられず、3回不合格だともう1度$20を払ってテストを受けなおすことになります。

自動車登録はDMVで


車を買ったらレジスト(登録)をしなければなりません。
車を売った人が売値と買主の名前や住所、撃った値段と免許証の情報をピンクスリップ(所有者の証明書)に記載してDMVに提出します。

するとRegistration Fee(登録費)を支払う紙が来るので、料金を支払うと自分の名前で登録完了します。
ちなみにこのRegistration Feeは車の値段の約10%と思っておいてください。$1000の中古車などあまりに安い車は10%よりもっと取られます。
普通のセダンからRVくらいなら$150から$350くらいです。

Registration Feeは毎年


このRegistration Feeは日本で言うところの車検みたいなものです。
ナンバープレートの左上に月(month)が書いてあり毎年その月までに車検登録をするようになっています。
費用を払って受理されるとステッカーが送られてくるのでナンバープレートの右上のスペースに貼ります。
同封された支払い済みの証明書は車の中に保険と一緒に保存しておいてください。

カリフォルニア ライセンスプレート


ステッカーは毎年色が違い、はがせないようになっているので登録していないのがすぐわかります。
必ず期日までに登録を済ませましょう。

このレジストは毎年なのですが2年ごとにSmog checkしなさいと命令が来ます。

Smog checkとは?


このSmog checkとはガス検査のことで、排気ガスのチェックがされます。
Smog checkのマークが書いてある整備工場で検査を受けて合格した後、Registration Feeを払うことになります。

Smog checkは大体50ドルから100ドルくらいで整備工場によってまちまち。
ただし検査は直接DMVにデーターを送るので、不合格はごまかせません。
もし不合格になったら、排気ガスの数値が治るように修理しなければいけません。
修理した後、再度テストを受けて合格したらレジスト費用を払うことになります。

余談ですが1967年以前の車は排気ガス規制がなかったため、Smog checkは免除されています。(確か1967だったと思う)
なのでそれ以前の車は登録費のみです。

今回はアメリカでの車事情を少し説明してきました。
免許や交通ルール、車検などの話でアメリカと日本の違いを知っていただけたら幸いです。

今後アメリカで走っている車についてや値段なんかも話していこうと思っていますので、興味がある方はまた見に来てください。

このブログを書いている人

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カリフォルニア在住で健康マニアな日本人。 家庭菜園や実体験、便利でお得な情報をお届けします。 疑問に思ったことや調べてほしいことがあれば気軽にご連絡ください。

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